top of page

生理前のイライラ・落ち込み・涙もろさはなぜ起きる?  PMSのメンタル症状と40代で悪化する理由を解説


女性がカップを持ち微笑みながら窓際のテーブルでくつろぐ。テーブルには植物、キャンドル、ノート。温かな室内。


「生理前になると、ささいなことで怒鳴りたくなる」


「理由もないのに涙が出て、自分でも止められない」


「毎月この時期だけ、別人みたいになる」


PMSのメンタル症状は体の痛みより見えにくく、「性格の問題」と思われてしまうことも多いです。でもこれはホルモンの変動が引き起こす、れっきとした体の反応です。



この記事でわかること

・生理前にメンタル症状が出る仕組み ・40代で突然悪化しやすい理由 ・イライラ・落ち込み・不安・不眠のタイプ別特徴 ・今すぐできる対処法 ・漢方という選択肢(体質別)



生理前にメンタル症状が出る仕組み


まず「なぜ生理前にメンタルが崩れるのか」の仕組みを知っておくことが、自分を責めるの

をやめる第一歩です。


セロトニンとプロゲステロンの関係

排卵後の黄体期(生理前の2週間)は、プロゲステロンが上昇する時期です。このプロゲステロンの増加が、脳内のセロトニン(幸福ホルモン)の活動を低下させることがわかっています。

セロトニンが低下すると、イライラ・不安・落ち込み・涙もろさなどのメンタル症状が起こりやすくなります。これは気分の問題ではなく、脳内物質の変動による生理的な現象です。


なぜ毎月同じ時期に出るのか

ホルモン変動は毎月周期的に繰り返されるため、症状が出るタイミングも毎月同じです。排卵後から生理前の2週間にセロトニンが低下し、生理の出血が始まるとホルモンがリセットされ楽になります。

「生理が始まれば楽になる」のはこのためです。気分が崩れるまで辛いときでも、体のメカニズムを知っておくだけで心が少し楽になります。


👉 自分の症状がPMSか確認したい方はこちら



40代でPMSのメンタル症状が悪化する理由


「20代・30代は平気だったのに、上がるにつれてメンタルがひどくなった」という方が40代に非常に多いです。これには明確な理由があります。


プレ更年期でホルモンの揺れが大きくなる

40代はプレ更年期に差し掛かる時期で、エストロゲンの分泌が不安定になります。この乱高下がセロトニンの変動を増幅させ、以前は平気に済んでいたメンタル症状が表面化しやすくなります。


ストレス・疲労の蓄積が閾値を下げる

仕事・育児・親の介護などが重なりやすい年代でもあります。慢性的なストレスと疲労が蓄積することで、ホルモン変動に対する体の耐性が下がり、以前は気にならなかったイライラが爆発的に出るようになります。


PMSと更年期症状が重なる時期

「これはPMSなのか、更年期なのか」判断できない方が40代に非常に多いです。まだ生理がある間はPMS症状、更年期に近づくにつれて更年期症状も加わり、両者が重なる時期の不調は特に辛くなります。


👉 プレ更年期の症状についてより詳しく知りたい方はこちら


👉 40代でPMSが急にひどくなった理由を知りたい方はこちら



PMSのメンタル症状のタイプ別チェック


メンタル症状には大きく4つのタイプがあります。自分がどれに当てはまるか確認してみましょう。



タイプA:イライラ・怒り爆発タイプ


□ ささいなことで怒鳴り、後で強く後悔する

□ 家族や同僚にあたってしまい、自分でも全力で止められない

□ 些細な言動が始終気になる

□ にぎやかな音や光が急に不快になる


→ 柴胡加竜骨牡蛎湯・加味逍遙散が候補になりやすい



タイプB:落ち込み・涙もろさタイプ


□ 理由もなく涙が出る・涙を止められない

□ 無力感・何もやる気が起きない

□ 常にネガティブな思考が連なり、自分を責めてしまう

□ 食欲の変化(甘いものが無性に食べたくなる)


→ 加味逍遙散・当帰芍薬散が候補になりやすい



タイプC:不安・パニックタイプ


□ 理由のない動悸・胸のドキドキ感

□ 不眠・寝つけない・夜中に目が覚める

□ 小さなことでも大事になる気がして落ち着かない

□ 脱力感・息苦しさが強い


→ 柴胡加竜骨牡蛎湯が候補になりやすい



タイプD:複合タイプ(イライラ†落ち込みが混在)

「怒りっぽくなるのに落ち込みもする」「イライラするのに涙も出る」という方が40代に少なくありません。

複数のタイプが重なる場合は自己判断が特に難しいため、医師に体質を確認してもらうことをおすすめします。



「自分がどのタイプか判断できない」 「毎月メンタルが崩れて限界に近い」 まずLINEで医師に相談してみてください。





※タップ後すぐにLINEで相談できます

※診察は医師が行います



今すぐできる対処法


疲れやストレスの解消だけでなく、セロトニンを補う・ホルモン変動を和らげる観点から対処することが大切です。


① トリプトファンを含む食事でセロトニンを補う

セロトニンの原料はトリプトファン(必須アミノ酸)です。食事から意識的に摂りましょう。


トリプトファンを含む食品

・バナナ(最も手軽に摄れる) ・大豆製品(豆腐・小松菜・納豆) ・乳製品(ヨーグルト・チーズ) ・ナッツ類(アーモンド・クルミ) ・鶏肉・豚魚(まぐろ・鮭)

生理前の2週間に意識して摂るだけで、メンタル症状の激しさが少し和らぐことがあります。


② 軽い有酸素運動でセロトニンを増やす

有酸素運動はセロトニンの分泌を促進します。ウォーキングは20分で十分です。近所を散歩するだけでも效果があります。

注意:激しい運動は逆効果

生理前に激しいヨガ・ジョギング・筋トレを行うとコルチゾール(ストレスホルモン)が上昇し、イライラが悪化することがあります。のんびり散歩が最適です。


③ 生理周期を記録して「準備」する

イライラが来ることをあらかじめ知っておくだけで、対処が全く変わります。

実践しやすい記録の仕方

・アプリ(ルナル・フィル等)で気分と生理周期を記録 ・「この時期はイライラしやすい」とパートナーに事前共有する ・関係性の高い会議・大事なイベントをこの時期に入れない


④ カフェイン・アルコールを控える

カフェインはセロトニンの吸収を妨げ、アルコールは一時的に気分を上げた後にセロトニンを急激に下げます。

生理前の2週間は少なくともコーヒーを半分に減らし・夜のお酒を控えるだけで、翌日の気分の落ち込みが減ることがあります。


👉 体の痛みに使えるセルフケアもまとめて知りたい方はこちら



漢方という選択肢|体質別の選び方


「薬に頼りたくない」「体質から整えたい」と意識する方には、漢方が選択肢になります。PMSのメンタル症状に漢方が使われるのは、対症療法ではなく体質そのものを整える考え方が底流にあるからです。


イライラ・不眠・動悸が強い方→柴胡加竜骨牡蛎湯

精神的な緊張・自律神経の乱れが強い方に向いています。爆発的なイライラ・不眠・動悸が目立つ方に特に候補になりやすい漢方です。


👉 柴胡加竜骨牡蛎湯について詳しく知りたい方はこちら



冷えのぼせ+イライラ・気分の波がある方→加味逍遙散

冷えのぼせ・ホットフラッシュに加えてイライラ・不安・落ち込みがある方に向いています。体力がやや低めで疲れやすい方にも候補になります。


👉 加味逍遙散について詳しく知りたい方はこちら



冷え・むくみ・だるさが主体の方→当帰芍薬散

体力が低めで冷えやすく、のぼせよりも落ち込み・だるさがメインの症状の方に向いています。血を補いながら水分を排出する漢方です。


👉 当帰芍薬散について詳しく知りたい方はこちら


👉 体質別の漢方の選び方をまとめて知りたい方はこちら



まとめ


PMSのメンタル症状は性格の問題ではなく、ホルモンと脳内物質の変化による体の反応です。


・イライラ・怒り → 柴胡加竜骨牡蛎湯 or 加味逍遙散

・落ち込み・涙もろさ → 加味逍遙散 or 当帰芍薬散

・不安・パニック → 柴胡加竜骨牡蛎湯


セルフケアで改善しない・毎月限界を感じている方は、自己判断を続けるより一度体質を確認することが最善策です。




「毎月この時期だけ、自分がコントロールできない」 「家族や仕事に影響が出ていて、もう限界」 そんな方こそ、一度LINEで医師に確認してみてください。





※タップ後すぐにLINEで相談できます

※診察は医師が行います

※オンラインで処方・購入まで可能です

コメント


bottom of page