生理前に股関節が痛い・だるいのはなぜ?PMSとの関係と受診の目安【40代向け】


「生理前になると、股関節のあたりが痛む」
「痛いというより、重だるくて動き出しがつらい」
「生理が始まると、いつの間にか楽になる」
生理前の股関節の痛みやだるさは、PMS(月経前症候群)に伴う体の不調として起こることがあります。ただし、すべてが生理のせいとは限りません。この記事では、なぜ股関節に症状が出るのか、PMSによるものかを見分けるヒント、受診の目安、自宅でできるセルフケアを40代向けにまとめました。
この記事でわかること
・生理前に股関節が痛い・だるくなる仕組み ・PMSによる症状かどうかを見分けるヒント ・病院に行ったほうがよいサイン(何科に行くか) ・今日からできるセルフケア4つ
生理前に股関節が痛い・だるくなるのはなぜ?
結論から言うと、生理前の股関節の痛みやだるさは、女性ホルモンの変動が関節まわりの状態に影響することで起こる場合があります。股関節は体重を支える大きな関節で、その周囲を靭帯や筋肉が支えています。ホルモンの波があると、この「支える力」と「巡り」にゆらぎが出やすくなります。
ホルモンの変動で関節まわりが不安定になる
排卵後から生理前にかけては、プロゲステロン(黄体ホルモン)が増え、エストロゲン(卵胞ホルモン)も揺れ動きます。この時期は靭帯や関節包などの組織がゆるみやすくなると考えられており、股関節まわりの安定感が落ちて、違和感や痛みとして感じることがあります。
むくみと筋肉のこわばりが重なる
生理前は体に水分をためやすくなり、股関節まわりもむくみやすくなります。さらに、血流が悪くなると、お尻や太ももの付け根の筋肉がこわばり、「重だるい」「動かし始めが痛い」といった感覚につながります。
40代で目立ちやすくなる理由
40代はエストロゲンの量が大きく揺れ始める時期です。以前は気にならなかった生理前の不調が、股関節や膝など体を支える部分に出やすくなることがあります。加えて、運動不足や座りっぱなしの生活で股関節まわりの筋力が落ちていると、ホルモンの影響をより強く感じやすくなります。
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生理前の股関節の症状、どんなふうに出る?
同じ「股関節の不調」でも、感じ方は人それぞれです。よくある出方を3つに分けてみます。
① 動かすとズキッと痛い
歩き始めや階段、立ち上がるときに、脚の付け根にズキッとした痛みが出るタイプです。
② 重い・だるい・熱っぽい感じがする
はっきりした痛みはないのに、脚の付け根が重だるい、お尻から太ももにかけて張る感じがするタイプです。夕方や座りっぱなしのあとに強くなりやすいのが特徴です。
③ 朝や座った後の動き出しがつらい
朝起きて最初の一歩や、長く座ったあとに立ち上がるときだけ、こわばって動きにくいタイプです。動いているうちに楽になることも多いです。
PMSによる股関節の不調かどうか、見分けるヒント
次の3つは、PMSとの関連を考えるヒントになります。
・毎月、生理の1週間〜10日ほど前から出始める ・生理が始まる前後で、痛みやだるさが軽くなる ・イライラ・むくみ・眠気など、ほかのPMS症状も同じ時期に重なる
ただし、これはあくまで目安です。次のような場合は、PMS以外の原因も考えて、早めに相談したほうが安心です。
・生理と関係なく、一年中痛みが続いている ・左右どちらか片側だけが、強く痛む ・年々痛みが強くなっている
病院に行ったほうがいい?受診の目安
「生理前だから仕方ない」と我慢している方も多いですが、次のようなサインがあるときは、一度受診を検討してみてください。
早めの受診を考えたいサイン
・歩くのがつらいほど痛い、または足を引きずってしまう ・脚の付け根や太ももを動かせる範囲が狭くなってきた ・夜、安静にしていてもうずくように痛む ・生理が終わっても痛みが続く、または日に日に強くなる ・股関節まわりが腫れる、熱を持つ、発熱を伴う
何科に行けばいい?
股関節そのものの痛みが強い場合は整形外科が目安です。痛みが「生理前だけ」「ほかのPMS症状も一緒に出る」という場合は、婦人科で相談するとホルモンバランスの面から確認してもらえます。迷うときは、まず婦人科で生理周期との関係を話してみるのも一つの方法です。
病気が隠れていることもあります
頻度は高くありませんが、痛みの背景に変形性股関節症などの股関節の病気が隠れている可能性もあります。PMSだと思い込まず、「毎月の痛みが年々強くなる」「生理と関係なく痛む」ときは、画像検査などで確認してもらうと安心です。
👉 関節痛の受診の目安をもっと詳しく知りたい方はこちら
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自宅でできる、股関節のセルフケア4つ
痛みが強くない時期から、次の4つを無理のない範囲で試してみてください。
① 股関節まわりを温める
入浴は38〜40℃のぬるま湯に10〜15分ほど。腰からお尻、太ももの付け根にカイロやブランケットを当てるのもおすすめです。赤みや熱っぽさがある日は、温めすぎないようにしてください。
② 股関節まわりの軽いストレッチ
椅子に浅く座り、片足を反対の膝にのせて、上体をゆっくり前に倒します。お尻から太ももの外側が伸びるところで、20〜30秒キープ。左右2セットが目安です。痛みが出る手前でやめましょう。
③ 長時間座りっぱなしを避ける
座りっぱなしは、股関節まわりの血流を滞らせます。1時間に1回は立ち上がって、足踏みや軽い散歩をはさみましょう。
④ 塩分・冷たい飲み物を控え、むくみ対策をする
塩分の多い食事や冷たい飲み物は、むくみや冷えを強めることがあります。生理前の1〜2週間は、温かい飲み物とカリウムを含む食材(バナナ・ほうれん草など)を意識するとよいでしょう。
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セルフケアで変わらないときは、漢方や医師への相談も
セルフケアを続けても毎月つらい場合は、体質に合わせた対処を考えるタイミングかもしれません。漢方では、血流・水分代謝・自律神経のバランスを整える考え方で、生理前の体の不調に使われることがあります。
冷え・むくみがあり、足腰が重だるい方
→ 当帰芍薬散が候補になることがあります。血を補いながら水分の滞りをさばく処方です。
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冷えのぼせがあり、下半身が張りやすい方
→ 桂枝茯苓丸が候補になることがあります。血流を促し、下腹部から腰まわりの滞りに働きかける処方です。
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どの漢方が合うかは体質によって変わります。自己判断で選ぶよりも、医師に症状を伝えて選んでもらうほうが安心です。
まとめ
生理前の股関節の痛み・だるさは、ホルモンの変動による靭帯のゆるみ、むくみ、筋肉のこわばりなどが重なって起こることがあります。ポイントを整理します。
・毎月、生理前に出て、生理が始まると軽くなるならPMSの可能性がある ・歩けないほどの痛みや、片側だけの強い痛み、年々の悪化があるときは受診を ・温める、ストレッチ、座りっぱなしを避ける、むくみ対策の4つを試す ・セルフケアで変わらない場合は、漢方を含めて医師に相談する
「毎月のことだから」と我慢し続ける必要はありません。不安なときは、一人で抱えこまずに相談してみてください。
「セルフケアをしても毎月変わらない」 「病院に行くべきか、まず誰かに聞きたい」 そんな方こそ、LINEで医師に相談してみてください。
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