top of page

生理前に指・手首・足首の関節が痛いのはなぜ?PMSと別の病気の見分け方【40代向け】

執筆者の写真: オガワセイタイ
オガワセイタイ
2020年5月24日
読了時間: 7分

更新日:2 日前

ソファに座る女性が手首を押さえ、痛そうに心配そうな表情。明るいリビングにカレンダー、棚、テーブルのカップが見える】【。

「生理前になると、指の関節が痛くて曲げにくい」


「手首がズキッとして、ペットボトルのふたを開けるのもつらい」


「足首がなんとなく不安定で、ひねりやすい」


生理前の指・手首・足首の関節痛は、PMS(月経前症候群)に伴う体の不調として起こることがあります。ただし、腱鞘炎や関節リウマチなど、別の原因が隠れていることもあります。この記事では、なぜ手や足の小さな関節に症状が出るのか、PMSによる痛みかどうかの見分け方、受診の目安、自宅でできるケアを40代向けにまとめました。


この記事でわかること

・生理前に指・手首・足首が痛くなる仕組み ・部位ごとの痛み方の特徴 ・PMSと別の病気(腱鞘炎・ヘバーデン結節・リウマチなど)の見分け方 ・40代で手指の不調が増えやすい理由 ・自宅でできるケアと受診の目安



① 生理前に指・手首・足首が痛くなるのはなぜ?


生理前の関節痛には、ホルモンの変動を起点として、いくつかの要因が重なっていると考えられています。


ホルモン変動で関節を支える組織がゆるむ

排卵後に増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)には、靭帯や腱をゆるめる働きがあります。指や手首、足首の関節は小さく、もともと支える組織も限られているため、このゆるみの影響を受けやすいと考えられています。関節の安定性が下がると、ちょっとした動作でも負担がかかり、痛みや違和感として感じやすくなります。


むくみで関節まわりが圧迫される

生理前は体に水分がたまりやすくなります。手や足の関節まわりがむくむと、組織が圧迫されて「こわばる」「曲げにくい」「指輪がきつい」といった症状につながります。手首では、むくみによって神経や腱の通り道が狭くなり、痛みやしびれが出ることもあります。


👉 生理前のむくみについて詳しくはこちら


炎症や痛みの感じやすさの変化

生理前は炎症にかかわる物質が増えやすく、自律神経も乱れやすい時期です。その結果、普段は気にならない程度の刺激でも、痛みとして強く感じることがあります。睡眠不足やストレスが重なると、さらに感じやすくなります。


👉 生理前の関節痛・節々の痛み全体について知りたい方はこちら



② 部位別|指・手首・足首の痛みの特徴


指の関節

「朝、指がこわばって握りにくい」「指の関節がうずく」「グーパーがしにくい」といった形で出やすい部位です。指先に近い関節が痛むこともあれば、付け根の関節が重だるいこともあります。左右どちらかだけのことも、両手に出ることもあります。


手首

「物を持ち上げるとズキッとする」「ドアノブやペットボトルのふたを回すとつらい」「パソコン作業で違和感が出る」といった形で出やすい部位です。親指側が痛む方もいれば、手首全体が重だるい方もいます。


足首

「足首が不安定でひねりやすい」「階段の上り下りで違和感がある」「歩き始めに重だるい」といった形で出やすい部位です。関節がゆるむ時期には、捻挫もしやすくなります。


👉 膝や股関節まで痛む方はこちら



③ PMSによる痛みか、別の病気か|見分け方


見分けるときに最も大きなポイントは、痛みが生理周期と連動しているかどうかです。


PMSによる痛みの特徴

・生理前の1〜2週間に痛みが出る ・生理が始まると数日で軽くなる ・毎月ほぼ同じ時期に繰り返す ・むくみ、だるさ、イライラなど他のPMS症状も出ている ・関節の腫れや熱感、変形はない


このような特徴が当てはまる場合は、PMSの影響が大きい可能性があります。


見分けに迷うときは、生理開始日と痛みが出た日・治まった日、痛む部位をスマホのメモや月経管理アプリに2〜3周期分だけ記録してみてください。「痛みが生理の何日前から始まるか」「生理後にどのくらいで軽くなるか」が見えてくると、PMSによるものかどうかの判断材料になります。


別の原因が考えられる痛み

次のような場合は、PMS以外の原因が関係しているかもしれません。ここで挙げた病気はごく一部で、診断には医療機関での診察が必要です。


腱鞘炎・ばね指

手を使う作業が多い方に起こりやすく、動かしたときに引っかかる、特定の動きで痛むのが特徴です。生理周期と関係なく痛みが続くことが多いです。


ヘバーデン結節

指先に近い関節が腫れたり、こぶのように変形したりするもので、40〜50代の女性に多いとされています。痛みが生理周期と関係なく続くのが特徴です。


手根管症候群

親指から薬指にかけてのしびれや痛みが、夜間や明け方に強くなるのが特徴です。むくみやホルモン変化が関係することもあります。


関節リウマチ

朝のこわばりが30分以上続く、左右対称に関節が腫れる、生理と関係なく痛みが続く、といった場合に疑われます。指や手首の小さな関節から始まることが多いため、気になる場合は早めの受診が大切です。



「PMSなのか、別の病気なのか確認したい」 そんな方は、LINEで医師に相談することから始められます。





※タップ後すぐにLINEで相談できます

※診察は医師が行います



④ 40代で手指や手首の痛みが増えやすい理由


40代はプレ更年期と呼ばれる時期に入り、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が不安定になります。エストロゲンには、関節や腱のまわりの組織を守る働きがあるといわれており、その変動が大きくなることで、手指のこわばりや痛みを感じる方が増えると考えられています。


もともと生理前のゆらぎがあるところに、更年期に向かう変化が重なるため、「以前はこんなことはなかったのに」と感じやすくなります。さらに、家事、スマホ、パソコン作業など、手を使う時間が長いことも負担になります。


👉 更年期かもしれないと感じる方はこちら



⑤ 自宅でできるケア


手指・手首のケア

・38〜40℃のぬるま湯に手を5〜10分浸けて温める ・痛くない範囲で、手首をゆっくり回す、指をグーパーする ・スマホやパソコン作業は、30分に1回は手を休める ・重い鍋やカバンは、両手で持つ


足首のケア

・足首をゆっくり回して、血流を促す ・足首を冷やさないよう、レッグウォーマーや靴下で温める ・不安定に感じる日は、歩きやすい靴を選ぶ


むくみ対策

・塩分を摂りすぎないようにする ・バナナや海藻など、カリウムを含む食品を意識して摂る ・寝る前に、足を少し高くして休む


ただし、関節が赤く腫れている、熱を持っている場合は、温めずに早めに受診してください。



⑥ 受診の目安と相談先


次のような場合は、一度受診を検討してください。


・生理に関係なく痛みが続く ・関節が腫れている、熱を持っている、変形してきた ・朝のこわばりが30分以上続く ・しびれが強い、夜に目が覚めるほどつらい ・毎月痛みが強くなっている、日常生活に支障が出ている


受診するときは、「生理前の1〜2週間に、指(または手首・足首)が毎月痛くなる。生理が始まると軽くなる」と、周期との関係を具体的に伝えると、医師に状況が伝わりやすくなります。先ほどの記録があれば、そのまま見せるのがおすすめです。


生理周期と連動している場合は婦人科、関節の腫れや変形、しびれが気になる場合は整形外科が相談先の目安です。迷う場合は、受診先の選び方をまとめた記事も参考にしてください。


👉 何科に行けばいいか詳しく知りたい方はこちら



まとめ


生理前の指・手首・足首の痛みは、ホルモン変動によるゆるみ、むくみ、痛みの感じやすさが重なって起こることがあります。生理が始まると軽くなる、毎月同じ時期に繰り返すという特徴があれば、PMSの影響が大きいと考えられます。


一方で、周期と関係なく痛みが続く、腫れや変形がある、朝のこわばりが長いといった場合は、別の病気が隠れていることもあります。「毎月のことだから」と我慢せず、気になる症状は早めに相談してください。



「毎月つらい」「まず相談だけしてみたい」 そんな方こそ、一度LINEで医師に確認してみてください。





※タップ後すぐにLINEで相談できます

※診察は医師が行います

※オンラインで処方・購入まで可能です


コメント


bottom of page