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ギックリ腰ってなに!?

更新日:2023年5月20日


「あっ」って瞬間・・・


腰の悪い人には思い出したくもない瞬間ですよね・・・?



思いもよらないタイミングでやってくる「ギックリ腰」

さっきまでなんともなかったのにその瞬間から全く動けない・・・



このギックリ腰ってなんなんでしょう?



実はギックリ腰は正式な名称ではありません。

そしてはっきりとした原因も解明されていません。





今の医学では急激な腰部へのストレスで

引き起こされていることは分かっていますが

ギックリ腰は実際には何が原因で

引き起こされているかは不明なのです。



なので今の医学では

腰痛の85%は原因不明とまで言われています。

残りの15%の特定できる原因は

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、

背骨の骨折や骨粗しょう症に伴う圧迫骨折などです。



しかし、ギックリ腰になる人にはこれらの疾患がない人も多いです。




逆に腰痛の原因が椎間板ヘルニアと言われて

手術した方でも手術後に痛みは変わらない、

その後もギックリ腰になる人も多いです。

本当にヘルニアが痛みの原因であったなら

原因が無くなれば痛みも無くなるはずです。




※注意

ヘルニアの中には即病院に行った方がいい場合があります。

  • 膀胱直腸障害(排尿障害など)

  • 運動麻痺・感覚鈍麻の出現(足や指が動かない・痛みを感じない)

  • シビレの増悪

これらは神経が強く圧迫されているか損傷している時の症状なので

これらの症状が出た方は直ちに病院を受診して下さい。






では何がギックリ腰の原因なのでしょうか?

私が思うのは

「脊柱起立筋などの腰部周囲の筋肉の部分損傷」です。



簡単に言えば腰の筋肉の一部の肉離れです。




腰は筋肉が硬くなるだけでも痛みが出ます。

腰の筋肉に過度なストレスがかかる状態が日常的にあり

さらなる負荷が瞬間的にかかった時に筋肉の損傷が起きて

「あっ」となるのです。






ギックリ腰にならないためには?






一部の筋肉が過剰にけん引されてる状態があることで

急な大きなストレス(重いものを持つ、くしゃみ、急な動きなど)

に耐えきれず「あっ」っとなるのでそれをなくせばいいということです。




実は過剰に負荷のかかっている筋肉とは

腰をなんとか支えようと頑張ってくれている筋肉なんです。



不安定になってバランス崩してる状態を

なんとか支え続けてるから頑張りすぎてガチガチになってしまってます。

(この状態が長く続くことで腰椎にメカニカルなストレスがかかり

椎間板ヘルニアになったりします。ヘルニアとはメカニカルな異常が

続いた結果なのです)




腰が不安定とは?



本来は腰を支える為に働く筋肉というものがあります。

一般的に言われてる言い方だと「インナーマッスル」と言います。



インナーマッスルと言われる深層部分で腰を支える筋肉の働きが弱ると

それをかばうように頑張りすぎる筋肉ができてしまうのです。




腰を支えるインナーマッスルとは?



  • 腸腰筋

  • 多裂筋

  • 腹横筋


この3つの筋肉で腰を支えています。



これらの中のどれかの働きが悪くなると腰が不安定になり

その不安定さをなんとかしようと頑張る筋肉ができてしまうのです。



これらは姿勢にも現れます。



多裂筋・腹横筋が弱いと

腰が丸まり膝が曲がりガリ股になります。


腸腰筋が弱いと

腰は反り、膝が内に向きやすくなります。



このどちらでも腰は悪くなります。



原因となる3つの筋肉をしっかり働かしとおくことが

急な「あっ」というギックリ腰をなくす為には必須です。



この3つの筋肉を単独て収縮させることができるのが

関節トレーニング整体です。


自分でもできる関節トレーニング教室を

毎週土曜日に開催していますので

繰り返すギックリ腰でお悩みの方はご参加ください。




ギックリ腰になってしまったら?



まず、やってはダメなことは

  • 腰のマッサージ

  • ストレッチ

  • 患部を温める

  • ボキボキするような矯正



腰の筋肉が損傷(炎症)してますので

損傷部分にストレスかかるようなことは厳禁です。

炎症も必ず起きてますので温めると

その時はちょっと楽になりますが後で悪化します。



普段から頑張ってくれてる筋肉が損傷していますので

歩くとき立ち上がる時、全てで損傷してる筋肉が働こうとします。



傷ついた筋肉がガンガン動けば痛いのは想像つくと思います。



損傷や炎症はいきなりは消えません。

手の切り傷もなども治るのには数日かかるのと一緒です。



しかし、損傷した筋肉への負担は減らせます。

負担が減れば痛みも減り動けるようになります。




腸腰筋、多裂筋、腹横筋がしっかり働く状態を作る事が

損傷している筋肉へのストレスが減らすには大事です。


そうすることで損傷や炎症も治りが早まります。


※注意

動けるようになっても損傷は治ったわけではないのです

炎症が治るまで数日間は無理は禁物です




最後に



何もできなる「あっ」っというギックリ腰

なんとなく分かってもらえましたでしょうか?


今までなんで自分はギックリ腰を繰り返すんだろう?

マッサージに行っても骨盤矯正しても運動やストレッチしても

定期的にやってくる「あっ」が無くならない・・・



それは原因がなくなっていなかったからということです。

弱ってる筋肉はマッサージ、矯正、ストレッチなどでは改善できません。



自分でこのギックリ腰ループから抜け出したい

慢性腰痛を自分で改善したい

そんな人は関節トレーニング教室に来てみてください。




実際、私自身も高校生で椎間板ヘルニアと診断されてから

何十年と腰痛&ギックリ腰と付き合っていました。

整体をやってるのに自分の腰痛治らない・・・



改善したくてストレッチも180度の開脚で胸が床に着くまで柔らかくなるまで毎日やりました。

そんなにやっても腰は痛いままでギックリ腰も定期的になってました。



その頃気づきました・・・

腰痛と体の柔軟性は関係ないなと。



そして関節トレーニングに出会いびっくりするほど改善しました。

今はもうストレッチもほぼしてません。

それでも朝起きて痛みを感じることもなくなりました。



筋肉は硬いことが問題じゃなく弱って働かないことが問題なのです。






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